言わずと知れた漆業界必須アイテム。室(むろ)とも。漆を硬化させる為の収納庫。風呂は通常杉などの針葉樹が内張りさ… 続きを読む “ふろ(▽風呂)”
ツクを付けた器を風呂に入れるときに使用するさし板。溝が切ってあり、横からスライドするようにツクを固定できる仕組… 続きを読む “あり-ていた(▽蟻手板)”
業界用語最難解の語句として名高いシンシブ。浸漬(水に浸す)布の意味で「シンシブ」との説も。布などにわずかに水を… 続きを読む “しんしぶ(シンシブ)”
漆を塗るときに器物を持つ為に使う吸盤。正式名称は不明だが、見た目が赤くて丸くてタコのようなので通称タコやタコ吸… 続きを読む “たこ-きゅう(▽タコ吸)”
鯨の髭でできたヘラ。鯨の髭は繊維質の周りを樹脂質が挟む構造になっており、この樹脂部分をうまく加工するとヘラを作… 続きを読む “くじら-べら(▽鯨篦)”
漆塗膜を研ぐ専用の炭。木の種類で様々に分類される。朴炭は朴の木を焼いたもので、硬くて形を作るのに適している。駿… 続きを読む “とぎ-ずみ(▽研炭)”
水をつけて研ぐこと。砥石や研炭(とぎずみ)のほか、耐水ペーパーやクリスタル砥石も使う。主に繊細な形の整形や、塗… 続きを読む “みず-とぎ(▽水研ぎ)”
水をつけずに研ぐこと。砥石やサンドペーパー、木賊(とくさ)などでこする。主に粗い下地の研ぎ。大体の形の整形を目… 続きを読む “から-とぎ(▽空研ぎ)”
塗り刷毛の一種。極々巾の狭い塗り刷毛で、箱の入隅(いりすみ)や印籠蓋の合口など漆が溜まりやすい部分の漆をすくい… 続きを読む “すみとり-ばけ(▽ 隅取り刷毛)”
漆が乾きかけの状態。乾口自体は技法名称ではないが、「乾口をとった漆で貝を貼ります」の様に使用する語。「乾口塗り… 続きを読む “ひ-くち(▽ 乾口)”