ふん-づつ(▽粉筒)

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蒔絵におけるキーアイテムのひとつ。筒の片側には絹を張り、反対側から金粉を入れる。それを親指と人差し指で持ち、中指又は薬指ではじくと、絹を通して蒔きたいところに蒔きたい量だけ金粉が落とせるしかけ。実際にやってみると相当に難しく究極の暈(ぼか)し蒔きを習得するまでには10年を超える修行が必要となる。材料に葦(あし)や鶴の羽などを使う点も魅力。