2013年10月27日(日)教室:乾漆・金継ぎ

10月もあっという間に4週目。日も徐々に短くなり秋が深まって参りました。10月27日。今日はとてもよい天気で和やかな教室となりました。それではご報告です。

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乾漆の丸い器は前回下地を付けました。下地は研ぎと下地付けを繰り返して面を平らに仕上げていきます。大きな凹凸は粗めのサンドペーパーを当て木に巻き付けて研いでしまいましょう。全体を緩やかに形作るのが柔らかい印象に仕上げるポイントです。

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研ぎ終わったら外側の下地付け。外側はだいぶ形ができてきたので切粉を篦付けで行いました。切粉は、地の粉と砥の粉を混ぜた下地。一度に片面ずつしか下地付けできないので、シンプルな器でも結構時間が掛かるものです。この地道な積み重ねが良い漆器には欠かせません。

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こちらは久しぶりの登場です。金継をしたコップの仕上げです。内側の磨きにくいところは鯛牙で光らせましょう。

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金が程よく光ったので完成!苦節1年半。時間はかかりましたがこれで金継の第1期生が全て完成となりました!めじろ会発足後最初のプロジェクトだった金継教室もこれで一息。感慨深いです。これからも魅力的なうつわをたくさん金継して、うつわに新たな命を吹き込む活動を続けて行きたいと思います。

 

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さて、お待ちかねのおやつです。今日は私のfavoriteおこし。古代です。数あるおこしの中でもこれは特別。しっかりした歯ごたえとナッツの香り、程よい甘さがなんともたまらない逸品です。おいしいおこしが食べたいときはこれに限ります。