皇居東御苑で野点
  • 関連タグ:

九月某日。澄みわたる秋空の下、めじろ会主催の野点をおこないました。野点とは、屋外でお茶を点てること。今回は金木犀の咲き乱れる皇居東御苑にめいめいお気に入りの器を持ち寄り、おいしいお抹茶とお菓子をいただきました。

0928_DSC_0090 0928_DSC_00490928_DSC_0059 0928_DSC_0042

抹茶に欠かせないのがお茶菓子。これが無くては始まりません。お菓子選びは大事です。お菓子一つで気分は高まりお茶席は暖かな気分で包まれます。そんな大役をまかされたのは「すや」の栗きんとんです。めじろ会の誇るお菓子大臣が絶大の信頼を寄せる栗きんとんで、この時期しか食べられない逸品です。栗はごろごろ、肌理の細かいふわふわな栗きんとんで、抹茶への期待が高まります。

0928_DSC_0027 0928_DSC_0086

いよいよお抹茶を頂きます。本日の講師は給湯流茶道家元(仮)谷田半休先生。「茶道をOLに開放せよ!」を合言葉に、いま日本でもっとも注目されているかもしれない給湯流茶道の愉快な催しについてはこちらをご覧ください。

本来は給湯室でおこなう給湯流茶道では、器にマグカップを用いるのが流儀。今回は野点と言うことで固いことは気にせずにメンバーお好みの器を持ち寄りました。由緒正しそうな抹茶椀から陶器市で100円で仕入れたものまで様々です。

抹茶を入れた器に、水筒で持ち込んだお湯を注ぎ茶筅でぱたぱたとお茶を点てます。

0928_DSC_0110 0928_DSC_0135

暖かい秋の日差しに緑の抹茶が絶妙に映えます。給湯流では右側に取手が来るようにマグカップを左手に載せ、右手で取手をぐい、と手前に引きます。さらに取手を左側まで来るように回し、取手の無い右側をそっと右手で押さえていただくのが流儀です。家元のマグカップは抹茶と同じ緑色。芝生の緑とも相俟ってなんとも美しいです。

ひとしきり抹茶を楽しんだところで、締めにちょっとお遊び。漆の器で抹茶を頂いてみます。

0928_DSC_0158 0928_DSC_01640928_DSC_0171 0928_DSC_0178

茶こしで抹茶を濾すと、ダマができにくく初心者でも美味しい抹茶が点てられます。 家元の見事なお手前で抹茶がみるみる泡だちます。黒の塗肌と抹茶のあわの明るい緑のコントラストがきれいです。

うるし椀で頂いた抹茶は焼き物に比べ遥かにまろやかで、柔らかい口当たりが甘さをより引き立てます。熱も逃げにくいので野点でお話をしながらゆっくりと抹茶を楽しみたい時におすすめです。未使用の器でしたので少し漆の香りも残っていてそれもまた一興。茶筅使いを優しく点てれば傷がつくこともありませんが、気になる方はある程度くたびれたうるし椀を使ってみると良いかもしれません。お持ちの飯碗や汁碗を使って抹茶を頂いてみてはいかがでしょうか。

さて、この野点会をもちましてめじろ会の漆教室はしばしの休止となります。ここで学んだ漆の楽しさ、日本文化の魅力を心に留めて、参加した会員一人一人が、漆の話、日本文化の話をあちこちでしてくれることを祈っています。そうすることで今細々と繋がれている大切な文化に光が当たることに繋がると思います。今まで有り難うございました。

めじろ会ウェブ、他のコンテンツは今後もときどき更新して参りますので、気が向いたときにご覧頂ければ幸いです。

Copyright 2013 Mejirokai All Rights Reserved