2014年4月13日(日)教室:乾漆

4月13日の作業報告です。

今日は朱漆の上塗りに挑戦いたしました。朱の塗りは普通の黒塗りよりもさらに難しい上級テクニックです。果たしてうまくいくでしょうか。

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まずは朱の顔料です。現在では漆には様々な顔料がありますが伝統的には赤、黄、緑、青の4色だけでした。その中でも最も発色の良かったのが赤色。あとはみんな黒っぽくなってしまうのであまり鮮やかな色が出せません。なので漆器はほとんどが黒か赤、というわけです。

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塗るのはこの花びら型の小皿です。

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まずは、赤い顔料と漆を混ぜ合わせていきます。混ぜ合わせる漆は木地蠟漆などの透漆。漆の中でも比較的透明度の高いものを選ぶことでよりきれいな朱塗りを目指します。そして朱の顔料はよく練らないと漆の中で沈んでしまうことがあります。そうすると表面が黒っぽくなって奇麗に塗れません。奇麗な朱塗りを入れるにはこの時点で良く練ることが大事です。漆を練るときは粘りのある折れにくい木(ツゲやチシャ)でできた篦や、練り棒を使います。

 

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しっかり練れると糸を引くように滑らかになります。この糸がぷつぷつ切れるようならまだ練りが足りないです。

 

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十分に練った漆を、漉紙で漉して、刷毛の中のゴミをこの漆で掃除し、器のホコリも取り除いて、ホコリのたたないよう静かに静かに塗っていきます。考えることがありすぎて頭が痛くなります。これが奇麗に乾けば、完成なのですが…仕上がりは翌日になってみないとわかりません。どきどきです。

 

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金継もちょっと拝見。こちらはもうすでに金継し終わった器ですが、わずかな亀裂にも蒔絵をしてみることにしました。器の上に細い線を描くのは至難の業。定盤の上で何度も何度も線描きの練習をして本番は一気に描いてしまいましょう。

 

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今日のおやつは豆のお菓子。一見地味なようですがこれがおいしい。食べだしたらやめられないお茶菓子です。

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