わり-がい(▽割貝)

主に薄貝螺鈿の中で用いられる。模様に切り抜いた一枚の貝をあえて割り目を入れて貼付ける技法。模様の形を崩さずに見栄えよく割り目を入れられるかがポイント。表現として面白いだけでなく曲面にもなじみやすくなるという利点もあり、螺鈿を扱うでは欠かせない技術の一つ。