人間国宝展
展覧会名 | 人間国宝展 |
開催期間 | 2014年1月15日(水)〜2月23日(日) |
会場 | 東京国立博物館 |
オフィシャルページ | http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1625 |
本年第一発目は我々工芸に携わる者としてはとっても大事な展覧会のお知らせです。その名も人間国宝展。これまで、東京国立博物館では現存作家はもちろん現代の作品を展示することが殆どありませんでした。そんな中で遥か縄文時代から現在までの伝統工芸を全部お見せしてしまおう、というのが今回の展覧会であります。
2014年は工芸Yearと言っていいほど工芸に光が当たる予感です。工芸に関わる展示会やイベント、出版物が日本各地でたくさん企画されています。その中でもハイライトとなるこの展覧会。工芸に興味がある人も、これから学んでみたいという人も必見の展示会です。会期はおよそ1ヶ月。日本伝統工芸の魅力をまるっと楽しめるこれ以上にない機会ですのでどうぞ足をお運びください。
まだ展示を見に行けていないので、詳細はあらためて報告致しますが今のところ告示されている見所をご紹介。(東博HPより)
1 人間国宝作品、完全制覇!
特別展示室では、物故された重要無形文化財保持者(人間国宝)全104名(注1)の名品を展示します。
平成館一階の企画展示室では、現在もご活躍の人間国宝、全53名(注2)の作品を展示します。
両会場を回れば、人間国宝の作品を網羅することができます。
(注1)刀剣研磨、手漉和紙を除く。
(注2)手漉和紙を除く。
2 国宝 VS 人間国宝
第一章「古典への畏敬と挑戦」では、国宝・重要文化財を含む工芸の古典の名品と、
重要無形文化財の保持者の代表作とを並べて展示し、「伝統」がどのように現代に伝えられているのかを考えます。
第一章 古典への畏敬と挑戦
3 研究員が選ぶ「古典の名宝」
火焔型土器をはじめ、片輪車蒔絵螺鈿手箱など、東京国立博物館研究員が選んだ
日本工芸史を代表する国宝・重要文化財を展示します。
研究員が選ぶ「古典の名宝」
4 工芸の全ジャンルが一堂に
第二章「現代を生きる工芸を目指して」では、現代に合った伝統工芸を模索してきた作家たちの作品を、
陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸に分けてご覧いただきます。
第二章 現代を生きる工芸を目指して
5 伝統工芸が作り出す「未来」
第三章「広がる伝統の可能性」では、伝統とは何か、ということを問いたださずにはおれない、前衛的な作品を展示します。
第三章 広がる伝統の可能性