ドイツ・ハンガリー・オーストリア(5)

さて、一日の調査が終盤に差し掛かると外は夕焼けになっていました。収蔵室は3階にあるため窓から眺める夕焼けはそれはそれは美しく、ドイツっていい、となぜか涙ぐんでしまいそうなほどです。有り難いことにたくさんの作品を見せていただき、これからもよろしく、と嬉しい挨拶も終わったところでさて今夜は、という話になりました。

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実はこの日我々はフックスさんのお宅にご招待されていたのです。見ず知らずの町へ来て、ご家庭にお招きいただけるなんてなんだか緊張しますが、こういうのも海外の調査の醍醐味です。普段はレストランやホテルでの食事がほとんどの調査旅行では、せっかく異国へ足を踏み入れても、「異文化」に触れた感覚は薄くなりがちなものです。そこへきて、ご家庭に転がり込むというのは全身たっぷりに異文化を味わう絶好のチャンスだったりします。

薄暗くなったお城を出てフックスさんにつれられてくてく歩いていくと間もなく大きな公園に入りました。ロイヤルガーデンです。もともとお城の庭だったものが解放され町の人の散歩や憩いの場になっているとのこと。その中を歩きながらフックスさんが「ここはね、僕の庭でもあるんだ」と言い出します。そうか、お城につとめてるんだからそれはあながち嘘じゃないな、と思って歩いていると「ほら、ここが僕んち」。なんと、フックスさんのお宅はロイヤルガーデンの隣だったのです。これはロイヤルガーデンが自分の庭というのも納得です。

早速お家にお邪魔させていただきリビングに案内してもらいます。赤煉瓦が敷き詰められた台所できれいな奥さんが料理をしています。なんともいい雰囲気です。なにを作っているかと思ってみていると、さすがはドイツ。とんでもない量の山盛りのソーセージが油たっぷりのフライパンを泳いでおります。これがドイツスタイルだそうです。横の鍋にはこれまた大量のザワークラウトが控えております。ザワークラウトはドイツ料理に欠かせない付け合わせ。酸味の利いた味付けのタマネギとジャガイモの炒め物です。そしてこれまたドイツの代名詞である大量のビールで乾杯です。ビールとソーセージとザワークラウト。面食らうほどドイツです。

どうぞどうぞと勧められるがままにソーセージに手を伸ばし口の中へ、パキっと心地の良い音とともにハーブの利いた肉汁が口いっぱいに広がり口いっぱいに幸せが広がります。うまい!さすが本場です。続いて口に注いだビールがこれまたうまい。ビールとソーセージの組み合わせを見つけてくれたドイツの方々に感謝して歩き回りたい気分です。そしてザワークラウトもとてもいい味でたまりません。レストランで食べるのとはひと味違う家庭の味です。これだけ一杯あってもぺろりと食べられてしまいそうです。山盛りあったソーセージが次々と胃袋に消えていきます。大満足。

みんなで満面の笑顔でいるとフックスさん「庭へ散歩に行こうか」と夜のロイヤルガーデンに向かいました。真夏とは思えないようなひんやりとさわやかな空気の中ぶらぶらと歩くロイヤルガーデンの手前にはウサギが放し飼いにされていたりして、もはや絵本の中に入り込んでしまった心持ちです。夢心地のゴータの夜が更けていくのでした。

 

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