【展覧会】「NAMBAN」展
展覧会名 | Lacas NAMBAN: HUELLAS DE JAPON EN ESPANA |
開催期間 | 2013年6月13日〜2013年9月29日 |
会場 | 国立装飾美術館(マドリッド) (Museo Nacional de Artes Decorativas) |
オフィシャルページ | http://mnartesdecorativas.mcu.es/ |
現在スペインのマドリッドにて、史上初、漆器を中心とした展覧会が開催されています。これは南蛮漆器と呼ばれる漆器群で、16〜17世紀にかけて日本からヨーロッパ諸国に輸出された漆器達です。これまでにもヨーロッパ各国でこれらの漆器が紹介されてきましたが、スペインの南蛮漆器の実情はこれまであまり知られていませんでした。しかし、実はスペインにはすばらしい南蛮漆器がたくさん存在したのです!これらの中には、現役で教会の道具として使われている物も少なくなく、日本文化を代表する漆器がキリスト教の大切な道具として燦然と輝く姿はとても感慨深いものがあります。
今年(2013年)の6月、パリのオークションでとある輸出漆器が9億円という莫大な金額で落札されたというニュースもあり、今、世界で輸出漆器の関心は高まりつつあります。もしスペインに旅行されるという方がいらっしゃいましたら、是非足をお運びください。
美術館で売られている図録はおそらく日本では手に入らない超貴重本です!
カテゴリー: イベント・展覧会