まきえ(▽蒔絵)

漆芸技法の代表格。漆の接着力を応用し、金・銀等の粉で絵を作り上げていく世界中で日本にしか見られない装飾技法。16世紀以降は世界でも大ブームとなり、現在でも世界共通でMAKIEとして通じる。蒔絵は他の工芸品を圧倒する繊細さと工程の複雑さを有しており、繊細なものが好きな日本人だからこそ極めることのできた技法と考えられる。