2013年4月7日(日)教室:乾漆・金継ぎ

4月7日(日)の教室、前半は乾漆講座です。
今日の仕事は「固め」と「目擦(めすり)」。

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固めには生漆(きうるし)を使います。
しっかり漆を吸い込ませたら軽く押さえ拭きをしておきます。

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固めができたら、目擦用の下地を用意します。
これは、砥の粉(とのこ)と地の粉(じのこ)を
半分ずつ混ぜた下地で「切粉(きりこ)」といいます。

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乾漆素地はまだ麻布や木粉のでこぼこがあります。
その凸凹に下地を刷り込むように付けていくのが「目擦」です。

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今日はここまで!

そしてもうひとつ。こちらは金継ぎです。
茨城県笠間の「陶炎祭」で買った花のかたちの器。
これはもう流石に助からないのではないか…というほど
派手な割れかたをしていたのですが、
ご覧のとおり、きれいに修復できました。

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花のうつわに花のような金継ぎでより華やかに。
またひとつ、器の命をつなぐことができました。