2013年2月10日(日)教室:繕い・乾漆
みなさまこんにちは。
寒い日が続きますね。風邪を引かないように用心用心。
さて今週のめじろ会報告です。
本日は完成した繕いの作品からご紹介です!
まずはこちら。トンボの絵が描かれた合子です。
こちらは金継ではなくあえて赤い色漆で繕いをしました。
ピンク色の器との相性が抜群です。このように器に合わせて
修復の仕上がりを工夫するのも楽しみのひとつですね。
こちらも赤い漆で繕った作品です。漆継の部分が可愛らしい絵付けに
程よくアクセントとなっていてより器の魅力が増しました。
こういった例を見てみると現代の器には
かえって金以外の繕いが似合うものも多いかも、と思えてきます。
こちらは、お料理教室のひとこま。
…ではありません。今日からは新しく乾漆に挑戦です。
乾漆は麻布を素地にする漆芸技法のこと。
漆で麻布を型の上に貼り重ね、色々な形の器を作ることができます。
木でつくる器よりももっと自由でとても楽しいです。
今回型に選んだのはこのサラダ盛りつけスプーン。こういった
一見器に見えないものを使うと意外に魅力的な器ができたりします。
まずは離型剤として米糊を型に塗り付けます。
糊を乾かしている間に、
麻布に刻苧(麦漆に木粉を混ぜ込んだもの)を擦り付けていきます。
これを4枚貼り重ねて…
スプーンにペタッ。
上から木粉をまぶしてぐりぐり押し付けます。
シュールな仕上がりになりました。
これが来週以降どんな進化を遂げるのか。乞うご期待です。
さて今日のおやつは、
グーテ・デ・ロワのホワイトチョコレートと、くるみのロッシュ。
くるみのロッシュがとてもおいしかったのですが、
写真を撮り忘れてしまうという大失態。
次回以降、美味しいものに出会った時は気をつけます。
今日も楽しい1日となりました。