2013年1月13日(日):FabLab Kamakura見学
皆様明けましておめでとうございます。
本年第1回目のめじろ会報告です。
今年のめじろ会初めは初めての課外授業となりました。
行き先は鎌倉。年末に見学にいらした田中先生が
運営されているものづくり工房「FabLab Kamakura」です。
(年末の教室のようすは、こちら!)
魅力的なものがあまりに多く、写真をたくさん撮ってしまったので早速ご紹介します。
FabLab Kamakuraは古い酒蔵を移築した「結の蔵」(なんと賃貸アパート)の中にあります。
駅から歩いて5分ほどのとても良い立地です。
中に入るとレーザーカッターや3Dプリンタで作ったモノ達が所狭しと並んでいました。
奥の赤い四角い機械が3Dプリンタのひとつ。
樹脂を積層してステージ上に乗る大きさのものならなんでも出力してくれます。
こちらができたてほやほやのウサギです。まだあったかいです。
レーザーカッターでメモリを彫ったFabLabオリジナルの分度器皿です。
これでピザもケーキも喧嘩せずに取り分けられます!デザインもすてきです。
レーザーカッターは出力を調整するとこのように好きな模様を彫ることもできるんですね。
こちらはお預かりして拭き漆をすることに。
2階は作業場となっております。屋根裏の秘密基地のようでわくわくします。
今はこの空間を使ってものづくり塾の開設を企画しているそうです。
コンピュータミシンでは好きな模様が刺繍できるとか。
デジタル機器の中にケガキや物差しといった見慣れた道具も混在しているところがこの工房の魅力のひとつです。
こちらも3Dプリンタ。
この複雑に織り込まれた紙、これもはペーパーカッターで作ります。
普通は紙を切る為に使う道具ですが刃先を工夫することで、
このような折り目を付けて複雑な形に折ることもできます。
道具の使い方や発想次第で広がるデジタルファブリケーションの可能性は無限大です。
こちらの石もFabLab鎌倉オリジナルの避難誘導標識ならぬ避難誘導石。
石にレーザーカッターで彫り込みを入れるのは、数あるFabLabの中でも初めての試みだとか。
素材選びも楽しみのひとつですね。
机の上にはFabtown mapが。ご近所の魅力的なお店が一目で分かります。
これもレーザーカッターで木を彫って作られているのです。
元酒蔵のFabLab内は暖炉が灯っていてなんともいえぬ居心地の良さ。
暖炉の前に横たわった丸太は富士山の間伐材を活用する
FUJIROCK FESならぬ「FUJIMOCK FES」プロジェクトの素材。
木の温もりとあたたかな空間でのティータイムは話が尽きません。
本日のお茶菓子は田中先生おすすめのわらび餅屋さん「こ寿々」のわらび餅!
FabLabオリジナル楊枝でいただきます。
話は尽きず、最後は駅前の日本料理屋さんへ。
2013年最初のめじろ会は盛りだくさんな一日となりました。
FabLabの魅力を沢山教えてくださった田中先生、本当にありがとうございました。
本年もめじろ会でたくさんの魅力的な世界と美味しいものに出会えることを楽しみにしております。
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FabLabやパーソナルファブリケーションについて、くわしく知りたいかたは
FabLab KamakuraのWebページ、または田中浩也先生のご著書
『FabLife―デジタルファブリケーションから生まれる
「つくりかたの未来」』(2012)もあわせてご覧ください!